お金 借りる

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銀行系カードローン3社、消費者金融6社の計9社から約一千万の借入れがありました。
今思い出しても恐ろしいです。
きっかけは給料が歩合制だったため、業績がよいときには100万以上の月収になるときもあり金銭感覚が麻痺していました。
普段のみに行くのもワンランクツーランク上の店で、さらに行く頻度も多く小額の天引きの預金以外はすべて遊興費に使い果たす、といったありっさまでした。
業績が上がっているときはまだよかったのですが、見込んでいた仕事が流れてしまったときなど、歩合がつかず基本給のみで生活しなければならず、身に染み付いてしまった遊び癖はそう簡単に抜けないため、借入れを始めてしまいました。
歩合制のため年収がよかったので借入れ当初はこちらが希望する額よりも借入れの枠を先方から増やしてくれたため、まるでその分が自分の預金であるかのようにお金がなくなるとすぐに引き出して使っていました。
実際には引き出しているのではなく借り入れているという感覚がなくなってしまいました。
気づいたときには返済のために新たに借入れを起こすといういわゆる自転車操業に陥ってしまいました。
借入れ窓口に言っても10万ほどの額が上限といわれ、それでも毎月なんとかしのいでいました。
ただ、金利を返しているだけなので元本は一向に減らず、支払日に数社のATMに返済に回るのは、実に気持ちを暗くさせられました。
そんな状況の中、結婚が決まり冷静に自分の資力を考えたときに恐ろしくなりました。
金利の返済だけで20万近くを払っており、新規の借入れも断られる状況で眠れない日々が続きました。
ちょうど金利のグレーゾーンが話題になり始めた頃で、完全に切羽詰ってしまい法律事務所へ相談に行き結果としては借入れの10分の一ほどの支払いで過払い金の請求ができ平穏な日々を取り戻しました。
今は住宅ローン以外に借金はなく、あの暗い日々を思い出すと、同じ過ちは繰り返すまい、という気持ちです。